カテゴリ:不妊治療( 29 )

全身麻酔の手術から、無事に覚醒しました。
ご心配頂いたみなさま、お声をかけてくださった方、本当に有難うございました!
ブログを見ている八戸の母も、頂いたコメントに「みなさん素敵な方達ばかり!」と心から感謝していました。
あとでゆっくりお返事させてくださいね。

すでに頭はスッキリしゃっきりりです。
実はまだツワリ症状はあるのですが、
迎えてくれた夫から見ても、おや?これまでになく、ずいぶん大丈夫そうでいらっしゃる、という印象のようです。

麻酔後の体としては、これまでの中では一番ダメージが軽く、晴れやかです。
いろんなことに感謝したい気持ちです。

記しておきたい事もたくさんあるので、いずれ記憶が温かいうちに書きたいな。

しばし仕事も休ませて頂き、ゆったりと過ごします。

まずはご報告でした。

術後ハンバーグをモリモリ食べ、
さらにさっき、出したばかりのコタツに入り、
三人でアトムが幼稚園でついたお餅を、
はちみつバターにちょいお醤油で食べました。
とっても美味しいです。

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ファズがそばにいます。
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どこから話そうか、切り出し方がむずかしいとき。
自分の気持ちが「今ならいける」と、文字を打つのに最適なタイミングを、いつも見計らって書いてます。
そうやって無理せずやっていたら、このブログもいつのまにか4年以上続いていました。

今日の「今ならいける」話。

妊娠記録ですが、もうじき終わりが見えてしまいました。

週末、わずか出血がありその様子にウランのときと似た雰囲気があったので、病院に駆け込みました。
エコーを見てもらうと、心拍がありませんでした。
私がみてもわかるくらい、明らかに胎芽が小さくなっていました。
むしろ卵黄嚢のようなリングに戻っているかのような形。
これは、止まったな、と思いました。

先生と話すと
「9週なんだけど7週くらいの大きさになっちゃってる。
(つまり10日以上前に成長は止まっていたのでしょう)
胎嚢(あかちゃんを包むふくろ)は大きくなっているのだけど、
肝心の赤ちゃんが小さすぎて心拍が見えないのかなあ。
前回は見えたんですよね?(はい、と私)
しかし、、、判断しかねますねえ。
出血も子宮のからではないようだけど、1週間止血剤を飲んで、もう一度見ましょうか。
安静にしてなきゃだめですよ」

やわらかい表現で言葉を選びながら、慎重に診察をしてくれた先生の話を聞き、
ひとまずおっしゃる通りにしようと病院を後にしましたが、私にはわかりました。

「止まったものは、動かない」

帰宅して夫に話し、しばしの間泣きました。

止血剤を飲むと、つわりがおもくなったように感じました。

先日アップした夫の和食を食べ、
その日、遊ぶ約束をしていたママさんたちや、家族に近況を報告して元気づけられるうち、
気持ちは案外、すぐ落ち着いてきました。
(みんな、本当にありがとう。)

アトムがシシャモを頭からシッポまで食べながら
「おかあさん、さっきなんで泣いてたの?」
と聞くので、夫に「話した方がいいかねえ」と言うと、うん、と。
「おなかの赤ちゃんねー、亡くなっちゃったんだよ。
というか、大きくなれなくて、成長が止まっちゃったんだよ」

すると、少し考えて
「おかあさん、ごはんたくさん食べなかったからじゃない?」

これには夫も私も大笑いしてしまいました。
「そうかもねー。お母さんあんまり食べてなかったもんね(つわりで)」
アトムはかわいいなあ。

日曜は夫がアトムを連れてお友達のうちに遊びにいってくれて、
安静にすごしながら、ゆっくり考えることができました。

悲しいけれど、この立ち直りの早さはなんだろう。

・自然妊娠そのものが、我が家史上初の世紀の大発見だったこと。
・エコーに写ったのが、ウランの時のような二等身の人間の形ではなく、
細胞のようなビジュアルだったこと。
・不妊治療ではないので、大量のお金や毎日の注射などの通院時間を投入していないこと。
(お金の話は、下世話なようですが、これほんとにダメージでかいですから)
・二回目であること。

こんなことを考えたり夫と話していると、
むしろ、悲しさというより、正直に言っちゃうと、このつわり症状に苛立ちました。
(今日考えると、それも悲しみの一種だったんだろうね)
自覚症状がない(大きな出血や痛みもない)「繋留(けいりゅう)流産」の場合、
細胞や組織が体内にある限りつわりは続くと聞いていました。

このまま1週間薬を飲んで安静にする、というのは、耐えられないと思いました。
アトムと思い切りあそべない週末を続けて、
外食するにもびくびくしながらメニューの中から「これを食べても、気持ち悪くならないか」
と考えたり、
結局やっぱり何を食べても、のどの奥に何か詰まったようなつわりが来て、
横になってやりすごすことになるとか、
そういうことに対する(なんか食べ物のことばっかり。苦笑)
忍耐力みたいなものが、プッツリ切れてしまいました。

そうこうすごしているうち、気持ち悪さはあるのですが、
体が明らかに軽くなって、妊娠前のように動き易くなっているのに気づきました。
妊娠ホルモンが止まった、もしくは分泌が減ってきている。
「終わったんだ」と思いました。

休みが明けたら、すぐ診察に行ってもう一度相談しよう。

そう決めて、今日。
先生と細かく話をしたあとエコーで見てもらうと、
胎嚢の中には、赤ちゃんのモトになる胎芽がすっかりなくなっていました。
小さくなって吸収されてしまったようですね、、と先生がおっしゃいました。
驚きました。
そうか、そういう結果もあるのか、と。

先生はとても時間をかけて、わかりやすく、納得できるように色んな説明をしてくれました。
残念だけど「繋留流産」ということで間違いないと思う、という最終結論。
もしご理解いただけるようなら、手術の同意書をお持ちします。と。

その心遣いがありがたいな、と思いながら
「よく理解できました」とお答えして、手術当日の説明を受けました。
4日後に手術です。

ボスに、これらを伝えて仕事を休むことをお願いする電話をしていたら、
思いがけなく号泣してしまいました。
「本当に悲しい」と言ってくださって、
私も「仕事も休ませて頂いて、やれることはやったと思っています。」

人の声の強さってあるんだなあ、と思います。
書いて、読んで、勇気づけられたり涙したりしますが、
自分の身体を使って発声することはパワーがいります。
人の声を聴くことも同じように、気持ちをゆさぶられてしまうものなんだと思いました。

でも、だからこそ直接会ったり、しゃべったりしないといけないんですね。きっと人間は。

夫は前回の経験をふまえて、「まだまだわからんぞ」と心をできるだけニュートラルに保ちながら(本人談)、
その上で私をサポートしてすごしてくれていました。
掃除も洗濯もごはんもアトムの世話も猫のことも本当になにもかも。

彼は言いました。
「今回の自然妊娠は、大きな希望だよ。
そんなに落ち込まずに。今までは治療しかないと思ってたけど、それ以外の可能性がある。
年齢のことはあるけど、僕たちの場合は今から始められる。なんたって月に1回もチャンスがあるとわかったんだから」

そんな風に考えて、話してくれる夫、ほんとにすごいなあ。

そうだね。
これからもタフな私たちで行きましょう。

私たちに大きな発見をもたらしてくれた赤ちゃん、ありがとう!
いつも可愛いアトム、猫たちもありがとう。

そんなわけで(どんなわけで)今日はこれから餃子を作ります。

長くなりました。
ブログを見てくださっている皆様、いつもありがとうございます。
これからもどうぞ、気楽に(笑)おつきあいください。



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今日の診察、7w3d。
いよいよ、心拍が見えるかどうかドキドキのエコー検査。
見えました・・・!
モニターが荒くておぼろげではありましたが、先生に説明されながらよく見ると、胎嚢の中に、小さな長細い赤ちゃんとなった胎芽が横たわった形で黒っぽく映っています。

その細長くんの真ん中辺りが、わずかにムニ、ムニと大きくなったり小さくなったりを繰り返していました。
良かった!良かった!
人生で、心拍を確認するのは3度目です。(ありがたいことに)
その中では一番ゆっくりした心拍に感じましたが、
現在のところ順調とのこと。
赤ちゃんは5ミリ程度だそうです。
いつも思いますが、5ミリで心臓ってほんとすごいなあ。
次回は2週間後。

実は妊娠がわかって初めて少し泣きました。
事実がやっと自分の中に入ってきたような。
まるでもうゴールを抜けたように、ほっとしました。(まだこれからなのに^^;)

夫も、一番大きな難関をクリアしホッとしたといっていました。

とはいえ、二人ともまだ素直に喜べないところがあるのが正直な気持ち。
気持ちをセーブしているところがあります。
それはやはり去年ウランをこの心拍の後で亡くしているから。
まだまだ気が抜けない。
でも、なるようにしかならない。
ほんと、精神鍛錬だなあ。

できるだけのことをして、ここまで来た赤ちゃんを応援したいと思います。

リラックスの化身。
君たちを見習おう。
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東京も朝が寒くなってきましたね。

前回の妊娠報告、読んでくださった方、激励をくださった方、ありがとうございます。

さて診察の結果、子宮の中に豆粒胎嚢がいましたーーーー!
5週と3日(5w3d)、8ミリの赤ちゃんの入る袋です。

これで子宮外妊娠の可能性はなくなりました。ふー。

次は2週間後に心拍が確認できたら、次の難関突破。

先生に「2週間が耐えられないので、1週間後に来てもいいですか?」と聞くと
「何度来てもいいですよ。でも早すぎると見えないかもしれませんが」と笑われました。
そーですよね。
10日後くらいにしようかな。。

気持ち悪い感じ、体のかゆみ、不眠、もしくは眠い病、お腹が空かない(でも食べてます。体重は1キロほど減りましたが、初期はそういうもんですから問題なし)、喉に何かが詰まってる感じ、暑かったり寒かったり、動悸、あらゆるつわりが、日替わりで波のように来てますが、
夫の全面協力を得て休み休み元気にやってます。

エコーとファズが、二人とも夫の膝に!
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でかいファズ。
私の膝の上です♡
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自分の毛づくろいのついでに、私の手をジャリジャリしてくれるエコー。
嬉しいけど結構痛い。
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夫が森の中の結婚式にアトムを連れて出かけてくれました。
見つけた枝が「シャワー」だそう。
かわいいんだから。


さて、いきなりですみませんが(謝ることもないのかもしれないけど)、
タイトル通りのびっくりサプライズな出来事が、私達夫婦の間に起こりました。

実は4日前に妊娠していることがわかったのです・・!!!
今、不妊治療していないので、自然妊娠というわけなんですが。

顕微受精でしか、妊娠しないと言われていた私達ですから、こんなことあり得るのかと、嬉しい気持ちと同時に、呆然としてしまいました。

人の体というのはなんて不思議なんでしょう。
「人体の不思議展」を、わが身で実践している気分です。

夫も一緒にアトムを分娩した産婦人科で見てもらいました。
まだ4週だそうで、正常に着床していたら、胎嚢が見えるとしたら5週ほどから。
それまでは子宮外妊娠の可能性もゼロではないそう。
来週初めに再検査です。

もし胎嚢がみえていたら、んーと、、ラッキー。
そう、幸運が継続します。

奇跡、と呼ぶのもアリなのかな。
アトムが生まれたことが奇跡だと思っているので、これはまだ奇跡まではいってない気がする。
いずれにしても、それは「言葉」の問題。
「事実」がここにある。


リアルタイムレポートを心がけているこのブログなので、出来るだけ早く、状況をメモしていきたかったのですが、
何しろすでに来ているつわりが、結構しんどくて、なかなかこのデカイ事件を書くところまで行き着きませんでした。

それと、未だ狐につままれたような気持ちになる時もあり、
ナウシカのクロトワのように
「短けえ夢だったな」とつぶやいて終わる可能性もあるあるわけでね。


発覚したときの、あれこれ。
生理遅れてるかなー(ふだん、ものすごく不順)つわりのようにうすら気持ち悪いなー、風邪気味だし薬飲みたいなあ、飲んで大丈夫かなー。
妊娠とか、あり得ないが体温測ってみようかね、と二日間基礎体温を取ったのですが、36.2とか、36.5とか、高くもなく、というか、普段取ってないから高温期がいくつなのかがわからん、というトホホな感じ。
でも、もし妊娠しているとしたら、仕事のことなど、ちょっとスケジュールの調整が必要な時期だったので、
悶々とするのもやだな、というわけで、妊娠検査薬。
うすーく陽性反応?
しかし何しろ市販品の検査薬での陽性を見たことがない私。
はて?これは陽性なのか??
わからなすぎる。
(同じ悩み、体験したことある方もいるかもしれないですね)

で、まずは仕事の後、去年の流産後何度かお世話になっているおじいちゃん先生のいる日暮里の産婦人科へ。(遅くまでやってる)
「ご無沙汰しています。」というと、
カルテを見ながら
「こちらこそ!どう、調子は?1年ぶりだね」
「元気になってきました」というと、
「お!妊娠かな?」
わたし、その軽快なトークについ笑ってしまって「そうみたいなんです」。

で、尿検査。
看護師さん、リトマス紙のようなものを持ってきて「これ、ね、陽性、でてるから」。
「あ、はい」(ひえー、、ほんとだった)
(翌日アトムを分娩した産婦人科で再検査して、今に至る)

夫に連絡。
「ええええーー?!凄いね!」これが第一声。

そりゃそうだ。笑。
わたしも心の中で叫んだ、かというとそうでもなくて、
「・・・・」
これが近いかも。

そんなわけで、ただいま、
「自然妊娠があり得ない夫婦にもごくごく稀にあるケース」
を地でいっちゃってます。

この先どうなるかは、神のみぞ知る領域。

でも、自分たちで受精できる、着床できる、ということがわかっただけでも、やっぱり信じられないくらい嬉しいです。
このブログを見てくださってる方の中にも、もしかしたらアトムだって将来、
自然妊娠が難しい場合があるかもしれません。
その時に、私達のような男性女性両方に問題がある場合(両方の卵管がほぼ閉塞&運動精子が少ない)でも、
自然妊娠の可能性はゼロじゃないんだよ、と言えるんだと思うと、すごく気持ちがシャンとしてきます。

実は何ヶ月か前、年が明けたら、また採卵からトライしてみたい、と夫に伝えていました。
アトムに弟妹がいたらいいな、という気持ちは、去年流産してからも断続的に思っていたこと。
それが、こんな形でスタートを切ることになるとはねえ。

人生て、本当に予測がつかないものです。

今回は治療していないので、ホルモンの補填も何もすることはありません。
体のサインに寄り添って、休んだりリラックスするだけ。

まーそれでも、子宮付近のチクチク痛とか、つわりの重さとか(あるとホッとする)、気管支炎が回復しないとか、大丈夫なのかなあと、考えずにはいられませんが、しょうがないよね。

なるようになるんじゃけん(なぜか博多弁風)
と、やっと思えるようになってきて、書きました。

仕事のことで、ボスや同僚にはものすごくたくさんの調整をしてもらい、負担をかけちゃってます。
申し訳ないけどありがたいです。

いたわってくれる夫にも、アトムにもありがとうね。
この連休は大事をとってゴロゴロ過ごします。

報告をした家族や昨日会った足うさぎのみなさんにも、
おめでとう!と言ってもらうと、「この卵はすでにこんなに多くの人に、祝福してもらえて、幸せだなあ」
と思いました。

卵くん、一体どんな道を通ってきたのか。
本当にここまでよく来たね。

この先、どんなことが起きるのか、見守って頂けたらと思います。
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お盆、ときどき詩人。笑。
亡くなったばかりの新しい命に。
すこしの間、離れている人たちに。

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窓からね
ふぅ、と風がやってきて
髪に触れたとき

どこかに君がいることを思うよ

木陰でね
ふぁ、と風がやってきて
スカートが揺れたとき

どこかで君が歌ってるって思うよ

ふふふ、かな
ラララ、かな

そんな風に
ときどきね

思い出すよ 君のこと

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7月30日、手術が無事に終わりました。
夜は予定どおり、花火をしました。
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お向かいさんも出て来てくださって、
アトムが一人で持つのを手伝ってくれました。
おかげで、初めて一人で花火をもつことが出来ました。
アトム、かっこいいぞ。
ぐーるぐーる回してます。
ティンカーベルみたいだね。

飛び散る火花で火傷をしないように、とか、
ロウソクの火が消えちゃってぎゃおぎゃおとか、
お向かいさんがチャッカマンを持って来てくれたり、
てんやわんやで、大笑いのあっという間の花火でした。
にぎやかなお別れ会になったね。

八戸にいる妹や姪ちゃん、父母も同じ夜に花火をしてくれたそうです。
ありがとう。

ウランの長い花火は、とても綺麗でした。

花火って誰が発明したのかしら。
こんな風に、私たちの気持ちを代弁してくれるものが
この世界にあったことに感謝しました。

ところで、私の着ているワンピース、
夫が手術後のために用意していて、プレゼントしてくれました。
「長い間、よくがんばったね」と言って。
あなたも。本当にありがとう。

このワンピース、フセイン・チャラヤンという気鋭のデザイナーがプーマと共同して作ったもの。

以前、夫と「スキン+ボーンズ」というエキシビジョンで、
彼の作品を見て衝撃をうけたことがあるのですが、
こうして今、自分が身にまとうことができるようになるとはね。

アトムも着たい!ということで、着てみるとインドかどこかの異国の雰囲気。
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さて、手術のことを少し。

術前のエコー検査でウランを見ると、少し縮んで小さくなっているような気がしました。
それを見たとき、「ああ、ウランはもう先に行ったんだな」と思いました。

手術で体の中から居なくなることの喪失感を恐れていたところもあったのですが、
その恐怖が、ふとなくなりました。
今する処置は、体を健康な状態にもどすためにする、必要な除去手術なんだと思いました。
ウランに「もうお先に失礼したから、きちんときれいにして、元気になるんだよー」と、
まるで大人の口調のように、言われたような気がしました。

そういえば、「これからも長く付き合っていく体なんだからね」
とボスも言ってくれたっけな。

それでも、子宮口を開くスポンジのようなものをいれてから、
実際の静脈麻酔で眠ってしまうまでの2時間近く、
ソワソワしたり、涙ぐんだり、手もち無沙汰だったとき、
足うさぎのママさんたちが、気遣ってメッセージをくれました。
私が「うっかりハンカチを忘れちゃった。今日こそ必要だったのに」と
冗談めかして書くと
「バスタオルを持って行ってあげたい」とお返事がきて、
泣きながら大笑いしてしまいました。
ママさんたちとのやりとり、ありがたかったです。

さらに、その時、足うさぎのお一人、
アトムと同じ日に生まれたYUちゃんママが
お二人目の出産に向けて破水し、今日中にも生まれるかもしれないという速報。
アトムを出産するとき、分娩室で悶絶壮絶の、しんどい時間をすごしていたとき、
お隣で出産したYUちゃんママのことを、思い出しました。
また同じ日、同じ時間に、
人生のがんばり時を迎えているYUちゃんママがいることに、励まされ、応援しました。
(その日の夜、無事に元気な女の子を出産されました。良かった。嬉しいね!おめでとう。)

いよいよ点滴に入り、「ほんとにサヨナラしなきゃね」とセンチメンタルになっていたら、
看護士さんが
「この点滴、まだ眠くなりませんからね。手術室に入ってから麻酔しますね〜」とのこと。
思わず涙、引っ込みました。

その後、手術室へ移動、酸素マスクをして、腕からの静脈麻酔の瞬間は
なかなかない体験でした。
看護士さんが「私と一緒に声に出して数を数えてください」といい、
「いーち、にー、さーん・・・・」
15くらいで、先生「ちゃんと入ってる?」と看護士さんへ。
あれ?効いてないのかしら。そんなことを思いつつ
「じゅーはち・・・」のあたりで、
天井の照明がグラグラゆれて、そこから意識、なくなりました。
映画か何かのようでした。

気づいて最初にみたのは、病室の天井の照明。やっぱり揺れてました。
アトムに何かを食べさせる夢を見ていました。
ふと感じる、異常な尿意。点滴のせいね。

起きるはずのない時間に目覚めてしまったらしく、
ナースコールすると、びっくりして飛んで来た看護士さん。
「トイレに行きたいんですけど」
というと、「え?どうしてもですか?」
「ええ、まあ、ちょっとやばいかもです。」眠くて眠くて目があきません。
でも、トイレはホント。このままではまずい段階まで来てます。

「じゃあ、血圧測りますから、ちょっと待てますか」
まだダッシュで戻り、血圧測定。OKでました。
付き添われながら、トイレ完了。
あぶなかったよ。よかったー。
そのまま2時間くらい、さらに眠っていたようです。

無事に覚醒して、迎えに来てくれた夫と帰りました。
眠いながらも「肉が食べたい」といって、ハンバーグをモリモリ。

その後、アトムも帰ってきて、ピザを食べて花火、という一日でした。


手術から二日経って、ウランが「いない」ことが、まだよくわかません。
暗い気持ちじゃなくて。
ほんとのところ、「いるような気がしている」。
しかも、体の中に。
多分、ずっとそうなのかもね。
夫にとっても、そうらしいです。

つまり、ウランの残して行ったものは確実にあったんだね。
温かい何か。ありがとうね。

「少しくらいさみしくても思い出が温めてくれるさ」と、
映画「ドラえもんのび太の結婚前夜」の中で、しずかちゃんのパパも言ってます。
名言だ。

湿疹のかゆみはパタリとなくなりました。
見た目はまだヒドイですが、外傷は1ヶ月もすればきっと消えるでしょう。
術後の出血もおさまりつつあり、
子宮が収縮する痛みのような、ちょっとの違和感があるくらいのもので、
意外に早い回復でありがたいです。

きっと、これからも誰かの言葉や、アートや音楽や花火や、周りのみんなから
いろんなパワーをもらって、生きて行くんだなあ。
人間は力強いです。
基本的に楽観的で、楽しいことを見つけては、それを食べて生きている。

いつのまに、こんなに大きなことを考えるようになっていたんだろう。
アトムもウランも、そこまで私たちを連れて来てくれたんだねえ。

まだまだ楽しい夏は続きますね。
どうか、みなさんお元気で。

ホットケーキを狙うトラヲ。
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怒られていじけたところを、夫とアトムに、ウリウリ、となでられてます。
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コサビはホットケーキ狙わない。
アトムの椅子に座っては、
「アトムの!」と言われて追い払われてます。
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アトムの落書き。
蛍光ペンで良かったよ。
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夫がゆっくりしておいで、と言ってくれて、
仕事帰りにラブ展、みました。

エントランスの壁に書かれていたことば。

我々のような小さな存在は
愛を通してのみ
宇宙の無限の存在を耐えることができる

そうか、やっぱりそうだったのか。

今の私、「愛」のつくものならなんでも入ってきちゃいそうです。笑。

いろんな愛のかたち。
盛りだくさんのとても面白いエキシビジョンでした。

私たちは、堂々と、なにも恐れずに生きて行こう、と思いました。

にしてもね、会場がちと寒すぎますね。
今日はわりと涼しいからね。
後半、足早になってしまいました。

草間さん、生命がうごめいてる。
女性とうまくやって行くための52(だったかな?)の提言、面白かったな。
チムポムの気合い100連発がまた見れて嬉しかった。
なんだかんだと、結局ジョンとヨーコの歌に涙してしまったなあ。

ミュージアムショップで、何かウランに買おうと思いました。
明日を忘れたくないなと思って。

可愛い草間さんのグラス?
でも割れちゃったら何だかなあ、だし、服?もなあ。うーーん。
ブラブラしていると、
まえに見てラブだった花火発見。

これだ。
明日の手術が終わった夜、みんなで花火やろう。
アトムも一緒にね。
よく考えたら、きっと何かきちんとお別れできる儀式があった方がいい。
60秒もの間輝くという、長くて蛍光ミドリで、
アトムの好きなムラサキの柄。
買ってまた泣きました。
今はいいのだ、これで。
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たくさんの言葉をいただきました。
本当にありがとうございます。
何度も読み返しては、元気付けられました。

週末は、凹み、凸み(とつみ、と書いたら一発変換!そんな言葉あるのかしら)の波はありつつも、
何というか無理に落ち込むこともできず(苦笑)、楽しく過ごしました。
アトムも楽しめるエキシビションや、近くの芸大サテライトで行われたマリンバやピアノの演奏が聞ける音楽のイベント、
アトムの保育園の夏祭りに出かけたり。
夫がアトムにきゃりーぱみゅぱみゅさんの
DVDを見せてみたら、大当たり。
ファッションモンスター♫のところで、
一緒にガオ〜とやります。
私もきゃりーさんの音楽が素晴らしくて、大好きになりました。
すごい人っているもんだ!
私も夫も、アートや音楽からパワーをもらえる種族なのです。

そんなわけでアトムも元気で可愛くて、猫たちも好き勝手に過ごし、
よく笑った週末でした。

保育園の知り合いママさんたちに報告すると
さっぱりと「そっか、また次があるよー!」と言ってくれました。
足立区のママさんたち、たくましくて、優しくて元気です。

ウランが心拍を止めたであろうあたりから、
つわりも大幅におさまってしまい、
2キロ近く減っていた体重も
少しづつ戻りつつあります。
手術が終わるまではツワリも続いて辛いという声も聞いていたのですが、
個人差があるのでしょうね。

体温はおそらく高いままで、
妊娠状態をキープしようとしているようです。
身体中の妊娠性湿疹も相変わらず出続けていてかゆいですが、
きっと術後は収まるのではとの予想で、来週まで待ってみます。

現代美術館では、何とお友達の松本力さんと音楽家VOQさんの「おばけの部屋」があり、元気がでました。
また、手塚治虫、石ノ森章太郎の漫画のエキシビジョンを興味深く見て、生と死を思いました。
ラストのヤマサキマリさんのオリジナル作品に爆笑しました。

夜中ふと目が覚めてしばらくボーッとしていると
村上春樹さんがノルウェイの森で
「生と死は対極ではなく隣り合わせ」というようなことを書いていたことを思い出しました。

自分の中に、生きてる自分と、もう生きていないウランがいること。

それをどういう感情や言葉で表せばいいのかわかりませんが、
事実として、「生は死を内包している」と思いました。
比喩でも何でもなくてね。
今、それをすごく「わかっている」自分がいます。

術後、ずどーんと来るかもしれません。
全身麻酔で行われることもあり、回復に少し時間がかかるようです。
子宮収縮や出血が続くこともあるらしく念のため仕事は少し休みをもらいました。

いつも見てくださっているみなさん、ありがとうございます。
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ファッション モーンスター!
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昨日の診察で、ウランの心拍が止まっちゃっていました。

成長して二頭身の形はみえるけど、
心臓の動く白いものが、見えませんでした。

来週火曜に手術します。

先生は「月曜にもう一度みてから、、」と言いかけましたが、
「手術をするとしたら、いつ」と聞くと、
「火曜日、ですね」とのこと。

わかっているのだけど
「止まったものは動かない、んですよね?」と聞くと
うーーん、と答えようのない返事をされていました。

「火曜に手術にします」そう言ってしまうと、
もうどうしようもなくて、涙が出ました。

気づくと診察室に普段は1人しかいない看護師さんが3人くらいに増えていて、みんな、緊張の面持ちに見えました。
そのうちの一人がティッシュの箱を差し出してくれました。
(アトムを妊娠したことがわかって泣いた時、
同じような場面があったことを思い出しました)

1週間分の成長はしていて大きくなっていたので、
止まったのはほんの少し前かもしれません。
先週の軽い出血の後、何の不調も前兆もありませんでした。
きっと、そーっと静かに、フェイドアウトして行ったんでしょう。

おなかが痛くなることも、大量出血することもなく。
妊娠してから一ヶ月、
何も恐れずただ幸せな気持ちで過ごせたことに感謝。

11週までの流産は、染色体異常やその他の原因で、
薬を使っても安静にしても、
どうにも出来ない場合がほとんどだと聞いていました。

先生からもそのような説明がありました。

これまで、受精卵ができなかったり、着床しなかったりと、
如何ともしがたい沢山の科学を目の当たりにしてきたためか、
ウランの心拍が、止まってしまったことについても、
何となく納得している自分がいます。

ウランはこれ以上成長するための、
細胞分裂するための何かを持っていなかったんでしょう。

「来てみたけど、ここまでだったわ〜。
でも色々聞こえて楽しかったよ。
アトムの歌とかギターとか、猫の声とかさ」とかなんとか言って、
ふと動くのを止めたんだろうな。

もちろん全部想像です。

星になった赤ちゃんは忘れ物を取りに空に戻ったんだよ、という表現を聞いたことがあります。
そう言ってなぐさめてくれたママ友さんもいました。

ほんとにその通りだな、と思える自分がいて、なんだか不思議な気がします。

あんまり物理に詳しくないですが、
大きな宇宙の中で、物質量って多分一定で、その中で生きたり失われたりしながら、
カタチを変えて私達の目の前に現れては消えて行くんだよなあ、とか。

仕方ないことだった、と穏やかな気持ちでいながらも、
涙がポロポロ出ます。

それでもまだ体の中にいるウランに支えられてるんだろうな。

夫は名前を考えていてくれてました。
昨日初めて教えてもらったのですが、アトムの弟妹らしい、良い名前でした。
彼にとっても、すでにそこまで実体をもった大きな存在だったことを思うと、泣けました。

家族や友達、ママ友さん達、会社のボスもいろんな言葉で元気付けてくれました。
そして何より、遠くに住む友達の出産のメールが届き、とても嬉しかったです。
ああ、良かった。
みんながいる、と思いました。

アトムもモリモリ元気で可愛いです。
猫達もマイペースです。

明日はアトムの保育園の夏まつり。
子どもたちや赤ちゃんの元気に遊ぶ様子が見たくて、ワクワクしてます。

ウランも、もうしばらくの間一緒にいよう。

今日はグッドニュースじゃなくてごめんなさい。
本当に、みんなに支えられてます。

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