第二期・不妊治療、始めました。

エコーとコサビが、最近すっごく仲良し。
ほらこの通り。
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コサビはエコーによくキレイにしてもらってます。

さて、2年ぶりにでました!この話題。
いよいよ始めます。
ザ・顕微授精への道。
ちょっと文章多いです。
面倒くさい内容です。
自分の頭の整理のためにも書いてます。
苦手な方はすっとばしてくださいね。


超初期から見てくださっているオールドファン(笑)の方はご存知と思いますが、
私たちは自然に子どもができません。
人工授精でもできません。
高度医療の体外受精の更に上の段階、顕微授精でできる可能性が20%くらい。
二年前のブログ、興味のあるかたはこちらをどうぞー。
http://echothecat.exblog.jp/13863477/

子ども楽しいね、やっぱりアトムに弟妹ほしいね、と話し始めて半年くらい。
出産後8ヶ月ほどで再開した生理からも半年経ち、
子宮やホルモンの調子も、なんとなく戻って来たなあと感じるようになったこの4月、
じゃあ、治療始めよっか!ということで、
新たに通院できる範囲にある不妊治療専門の病院探し、たずねました。

その前に以前通っていた「東京歯科大市川病院」には受精卵は残っていないので
(アトムは唯一、たった一個の受精卵だった)
治療に関わる検査結果、採卵手術や全てのデータをもらい、持って行きました。

そこから2ヶ月ほど、毎月の周期に関わるホルモン値の検査、
卵巣年齢を知る手がかりになる値のチェック。
これは卵巣予備能、といって、わかりやすくいうと
今どれくらい卵子が残っているのかわかる、という感じ。
ちなみに36歳相当、正常値でした。
でも36歳、「待ったなし」であることは確か。
「早い方がいいです」とのこと。

良かったのは子宮内膜症のチョコレート膿腫が再発していなかったこと。
アトムの治療のとき、内膜症のこの人がじゃまをしていて、
不妊の原因の一つになっていたかもしれなく、全身麻酔の採卵手術のときに
膿腫を吸い取ってもらう手術もしていました。
これ、妊娠中の生理がない状態だと、悪化しないのです。

そして今回は、二回目ということもあってか、検査がものすごく少ない。ラリホー。
しかも一番しんどい「卵管造影」の検査がない!
わかったとき、思わず診察室で「やった!」と言ってしまいました。
基礎体温をつける必要もなし。
小さな病院なので、ドクターも大学病院と違い、いつも同じ先生。
これがとてもありがたい。
聞きたいことも、臆せず聞ける雰囲気です。


と、まあ、難しいことをいろいろ書きすぎてもアレなのですが、
夫、私ともに様々の検査が終わり、方針が決まりました。

今期の私のホルモン値や排卵の状態も問題ないことがわかり、
いよいよ先週から、卵を育てるための投薬を始めました。
10日間飲みます。その間6、8、10日目に筋肉注射、
もしうまいこと卵さんがいくつか育ってくれたら
おおよそ12日目に採卵手術。
更に、うまいこと受精してくれたら14日目に胚移植。
移植の後は妊娠率を上げるホルモンの投与を続け、
二週間後に、血液検査によって妊娠の可否の判定です。

顕微授精は簡単にいうと、
卵巣刺激して卵子を包む卵胞を育て
卵子を手術で採卵して
精子を顕微鏡で見ながら卵子に刺して受精させ、
いい受精卵ができたら、子宮内に戻して
着床(妊娠)することを祈る。

そういう手順です。
なぜ卵を育てるかと言うと、
通常人間は1ヶ月1コの排卵ですが、質の良い卵をいくつか選んで
受精の確率を上げるために、増やしているのです。

ところで今回、もう一人欲しいと思うと同時に悩んだのは、仕事のことでした。
現場を任せてもらえるようになってきて、やっぱり面白いなあ
がんばりたいなあ、と思う気持ち。
治療始めたらまた急に休まないといけない日もあるだろうなあ、
今の現場はいつ竣工だっけ?
あと1年待つ?2年?
そんなことを考えても考えても、
じゃあ、いつなら採卵に踏み切ることができるのか。

仕事もそうだけど、なによりシリアスなのは年齢のこと。
自分たちの都合だけでなく、私たちの周りの状況は日々変わって行きます。
そう、結局自分たちで決めなくちゃいけないわけで。

とはいえ、顕微授精したからといって、
妊娠する可能性は、現在の医療ですと相変わらず低いです。
20%程度です。
アトムは超強運の持ち主でしたが、今回はそう簡単にはいかないかもしれません。
それでも、自分たちが子どもをつくるために行動することは、
とてもとても考えることが多いです。

そうやって考えすぎてもわからないので、今来た流れに乗ることにしました。
治療を始めようと思ってから、
今回、採卵できるかもしれないという一つ目の
ちーちゃな目標が見えて来た今が、やるとき。

自然妊娠とは違いますが、だからこそ、
自分の気持ちがストンと落ち着くところを見極めて
進んでみたいと思います。
どうなるかなあ。
まずは、卵がほどほどに育ちますように。
たくさん育ちすぎると、今度は採卵できなくなることもあるそう。
卵巣過剰刺激症候群(腹水が溜まったもんねえ。。。)も、なりませんように。
http://echothecat.exblog.jp/13977017/
今回はなりにくい刺激法で卵を育ててます。


しかしですよ、経験って、二回目ってすごいです。
なにがって
私自身が、具体的に次ぎに何が起こるかをある程度イメージできるので、
怖くない。
夫もきっと同じような気持ち。
そして、もちろんアトムがこうして元気に存在してくれていることが
なによりの支え。
猫たちも相変わらずかわいい。
というわけで今のところ、心晴れやかです。

第二期、どれくらい長くかかるかは予想できませんが、
いつか、グッドニュースが届けられますように。

治療については、記録としてちょこちょこ書いていきたいと思っています。

やっとクレヨンを食べなくなったアトム。
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箱から箱へ、がブーム。
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※おまけ
最後に、私が顕微授精を経験して
チャンスがあったら発信したいと思ったこと。
あんまりこういうメッセージは苦手ですが、一度だけ。

「卵巣予備能」を知ることってものすごく大事です。
予備能だけで妊娠の可否が決まる訳ではありませんが、目安の一つになります。
血液検査でできます。
もし結婚されていて(されていなくても)
20代後半〜30代前半でまだ仕事がんばりたいから
子どもは欲しいけどあと3年くらい先にしようかな、
きっとすぐできるだろうしねっ!
と考えていらっしゃる、5年前の私の様な(笑)余裕しゃくしゃくの女性のみなさん、
もし機会があればぜひ検査を受けてみて頂きたいです。
もしかして、予想より年齢が進んでいるかもしれません。
若いかもしれません。
卵巣はアンチエイジングできないのだそうです。
卵子は日々減っていきます。
たとえば、私自身の年齢ですと、一般的には
私が母のお腹の中にいたときの卵子数の12%程度しか残っていないそうです。
子どもを産んでからも、なんとかすれば(笑)仕事はできます。
それまでの半分くらいの時間にはなりますが、
短くなった分、効率をあげるために必死でやりくりしようとします。
それがまた、やる気を起こさせる材料にもなって、
仕事も子育ても楽しめるんじゃないかな、と思います。
子育て母に、社会は優しいばかりでもないのですが、でも、きっとなんとかね!
って「なんとか」ばっかり言ってますが、
まあ、心持ち次第なんですが。カラ元気も元気のうちです。笑。
Commented by かな at 2012-06-12 07:16 x
きっとお仕事とアトムの子育てだけでも大変だろうにさらに挑戦するさっちゃんの決断を応援したいなって思って、この場を借りて伝えさせてください。あと今日なんかまた寒くなってきたけど体調にはくれぐれも気を付けてね。私のまわりは風邪が大流行しています。汗
ますます忙しくなると思うけど、近くまた高永家のみんなに会えるのを楽しみにしてます!
Commented by mizuiropinkchan3 at 2012-06-12 19:36
かなちゃん、メッセージありがとう!嬉しいな。
今回はできるだけ気楽にがんばります。
かなちゃんも研究、頑張ってね!またお話聞きたいです。
by mizuiropinkchan3 | 2012-06-11 23:52 | 不妊治療 | Comments(2)

生後2週間の子猫を育てる800gまでの猫道、改め1.5kgまでの猫道、改め行けるところまで。


by mizuiropinkchan3