森美術館で「メタボリズムの未来都市展」をみる

夫がお仕事だったので、アトムと2人で六本ヒルズへでかけてきました。
秋の始まりかしら。涼しくておもわずウキウキ。

目的は森美術館の「メタボリズムの未来都市展」。
照明をお手伝いしたこともある建築家先生方の作品の数々も展示されており、
見なくてはいけないエキシビションでした。

アトムは、ベビーカーの中でおもちゃで遊んだり、自分の靴下を引っ張ったりして、時々展示を見つつ、おとなしくしててくれました。いい子じゃ。

おおー。
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すんごいポスターだなこりゃ。

メタボリズムというのは、新陳代謝を意味していて、60年代頃に提唱された建築の思想のこと。
生物が新陳代謝するように、変化してゆく建築を目指す、というもの。
とても面白いと思います。考え方は。

使うひとや生活習慣、時代が変われば、入れ物である建築も変化できるようにしよう、というね。
と、なると環境なんかにも配慮して、相当優しい雰囲気の建物たちなのでは、と思いきや、
実際に建てられたメタボリズム建築や、
建てられなかった計画にみるカタチは、
なんだかサイバーで、嘘みたいに壮大で、マンガの未来都市が更にデフォルメされたみたいで、物凄いのです。
決してオシャレとかセンスがいい、というような形容にはならないと思うんですが、人間の臓器の一部を見るみたいで、なんかドキドキワクワクしちゃうのね。

まさにポスターのような建築がつぎつぎ描かれてるんですが、
もし東京にこんなのが次々実現してたら、、うひゃー!ですね。
まー、そうはならなかったけど。

考え方は現在の建築にも受け継がれているところはあると思うのですが、この奇抜すぎるカタチのせいで廃れていってしまったのではないかと勝手におもったり。

個人的には建築学生のときは、なんじゃこりゃ!で終わってましたが
今は、貴重だなあ、もっと残しておけばよかったのになあ、と心から思うのです。

その中の一つ、現存する「中銀カプセルタワー」黒川紀章先生のカプセル一つが原寸で復元されていました。六本木通りに展示されてます。

ちなみにホンモノの建築は新橋は浜離宮の目の前にあります。
一見の価値アリ。取り壊しと何年か前から騒がれていますが、まだあるね。
http://ja.m.wikipedia.org/wiki/中銀カプセルタワービル
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小さいですが写真がカプセルタワーそのひと。集合住宅です。
かっきょいー。

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中はこんな感じ。

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60年代、単身者向けの住居スペースとして、ユニットバス、ベッド、タイプライター、電話、ラジオ、テレビ、などの最新設備が整えられていて、そのカタチやアイディアの奇抜さでかなり話題になったとか。

見ると、せまーい!4.5畳くらい?お友達呼べないなあ。
みんなでベッドに座っておしゃべりするのかしら。

展示内容は密度が高く、圧倒される模型の数々で、ムービーCGも多く、建築かのインタビューなど、何度かにわけて(アトムちゃまが一緒だからね)見てもいいと思いました。
大阪万博の様子や、建築だけじゃなく音楽やデザインにも波及していったことも紹介されていました。

森美術館の年間パスを購入したので、夫とまたこようと思います。

その後は展望台で、アトムに外を見せてみました。
特に興味なし。
そこに、アクアリウムがあって、ニモがたくさん。こちらにはきょーむ。
写真を撮ってくれるサーヴィスがあり、お願いしたら、よくある観光地の、良かったら買ってくださいコーナーも。

その撮影時、にゃんとアトムが係りのお姉さんの合図にニッコリ!
びっくりした私、思わずその観光地写真、買ってしまいました。1200円。普段なら、絶対買わない。しかもわたし、フラッシュに照らされテッカテカ。いーんだ、アトムが笑ってる!
私が買わずして誰が買うのだ、この笑顔を。ってそりゃ、そーでしょうよ。バカ親ー。わはは。

これです。ヒルズの写真とセットでございますよ。
逆さですみませんです。

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あとから撮ってもらったiPhoneチェックしたら、十分こちらも笑ってました。。
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まーいーのだ。記念なのだ。

こちら、空を泳ぐお魚さん。
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その後は、屋外ステージのある場所でアトムミルクとわたしごはん。
徳島特集をやっていて、阿波踊りが始まり、あら楽しい。
さすが六本木で外国人男のコと床ゴロゴロで遊びました。
服はあらえばいーや。
最近ゴロゴロしていると楽しそうで、どこでもさせたくなっちゃうけど、みんなやらないので遠慮してましたが、
このコがあまりに自由なので、やっちゃいました。

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阿波おどりのおはやしにニコニコ。
お座りが、少しずつ安定してきました。
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にしても、阿波おどりって難しいね。
家で夫に習ったとおりを再現してみたけれど、
どうやっても阿波踊りには見えなかったみたいで、笑われて終わりました。。とほほ。
by mizuiropinkchan3 | 2011-09-24 07:22 | アート | Comments(0)

生後2週間の子猫を育てる800gまでの猫道、改め1.5kgまでの猫道、改め行けるところまで。


by mizuiropinkchan3